この想いを君に…4
晩秋の夜はかなり冷え込む。

光さんは一瞬、首を竦めた。

「あんまり無理して走るなよ」

パパが心配そうに言うと

「まあまあ、その辺はわかってるから」

光さんはクスッ、と笑ってヘルメットとグローブを付ける。



外のちょっとした騒ぎに気がついた隣家の祥太郎が子供を連れて出て来た。
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