この想いを君に…4
あたしは顔を上げた。



祥太郎もパパも少しホッとした表情であたしを見つめている。



「光さんが迎えに来るまで自分磨き、しっかりしとけよ〜!!」

祥太郎が含み笑いをするとパパが祥太郎の首を掴んだ。

「変な事、教えないでくれる?」

「祥太郎くん、相変わらずだよね〜」

そこにママが飲み物を持ってやって来た。

「父親になってもまだまだその手の話は衰えないなんて…」

「真由ちゃん!!」

祥太郎は慌てふためく。

「頼むから梓の前では絶対に…」



「私が、何?」
< 169 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop