この想いを君に…4
「…そう」

パパはププッ、と笑った。

「まあ、頑張りなよ」

優しい目であたしを見つめていた。

反対されるかと思っていたのに。

パパはあたしがそう言うのをわかっていたかのような表情をしている。

「睦海はまだまだ、これからだよ!」

パパはあたしの頭をクシャクシャに撫でた。

その様子を見たお客さんや周りのヘルプの人達が爆笑している。

…恥ずかしい。

上目使いでパパを見ると。

楽しそうに微笑んでいた。
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