この想いを君に…4
「光さん」

二人で夜ご飯を食べながらあたしは聞いた。

「あたし…この先の事に悩んでる」

お箸を置いて真っすぐ光さんを見つめた。

光さんもお箸を置く。

「…例えば?」

優しくあたしを見つめる。

「来年、大阪に行っちゃあ、ダメ?」

今まで言いたくても言えなかった事を口にした。

光さんは穏やかに微笑みながら

「それは向こうの適当な高校へ編入するの?
それとも、今の高校を辞めるの?」
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