この想いを君に…4
「だから今のうちに、学校でしっかりと身に付けるものは身に付けとき!
話はそれからやわ」

光さんは深呼吸をして再びお箸を持った。



確かにお店やチームは居心地がいい。

しかもそこから光さんが出て行く。

何ともいえない空虚感があたしを包むから余計に学校を遠ざけたいって思ってた。

…それじゃ、ダメなんだよね。

頑張らなくっちゃ、ダメなんだよね!

あたし…



「うん、頑張る!」

自分の手を握りしめて自分に言い聞かせるように言うと光さんは微笑んで頷いた。
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