この想いを君に…4
翌日、学校が終わって光さんのマンションへ向かうとママもいた。

ほぼ部屋は何にもない状態。

今、使わない物は全て大阪の実家に送った。

必要な物もあたしの家に運んで。

光さんにとっては今日がこのマンションで過ごす最後の日になる。



「…長かったな」

光さんはフローリングに足を投げ出して座り込む。

そして天井を見上げた。
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