この想いを君に…4
「あと…2大会、3レースか、残り」

ママも寂しそうに言うと光さんは苦笑いをして

「そう言われるとなんか胸に来るものがあるな」

もう、関わる事って言ったらむっちゃん絡みでくらいしかなくなるからな…



そう付け加えられた時、本気で泣きそうになったあたし。

あの場所から光さんがいなくなるのが寂しいし悲しい。



「まあ、でもここまで走れたのは幸せやったな」

光さんはそのまま大の字になって寝転んだ。
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