この想いを君に…4
「…寝ちゃったよ」

1分も経たないうちに光さんの寝息が聞こえだしてママが微笑んだ。

そしてタオルケットを掛ける。

「光くん、大阪にはバイクで帰るって行ってたよ」

ママはあたしを見つめた。

「ホント、寂しくなるなあ」

ママにとっても光さんはある意味、近くにいて信頼出来る人だったから本当に寂しくて仕方がないと思う。

だって、あたしが生まれる前からの付き合いだしね。
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