この想いを君に…4
翌日、光さんはマンションを引き払ってから愛車のR1と共に家にやって来た。

今日はお店が休みだからパパも家にいるし。

昼前から宴会がそこで開かれていた。

隣家の祥太郎まで来て。

ママに聞いたら光さんがやって来たらすぐにこんな状態で。

あたしが学校から帰って来た時にはみんなその辺りに寝転んで爆睡していた。



「何これ」

あたしが思わず笑うと

「昔はもっと酷かったのよ〜」

と、ママ。



普段見られないこんな光景もあと少し。

じわりじわりと寂しさがあたしを包み始めていた。
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