この想いを君に…4
「どちらかをST600にすれば良かった。
そうすれば…」
パパは祥太郎の走行を見つめて呟く。
「でも、そんな事を言えば睦海も知樹も一緒か!」
そう言ってあたしの頭をぐしゃぐしゃにした。
メカニックの至さんがそれを見て大爆笑している。
「睦海も頑張って。
今日が5位でもまだ大丈夫だから!」
あたしは頷く。
JSBより先に予選があったけど、あたしは5位。
智道がポールポジション。
知樹が3位。
調子は良くない。
まだ足も痛い。
でも…
勝ちたい。
そうすれば…」
パパは祥太郎の走行を見つめて呟く。
「でも、そんな事を言えば睦海も知樹も一緒か!」
そう言ってあたしの頭をぐしゃぐしゃにした。
メカニックの至さんがそれを見て大爆笑している。
「睦海も頑張って。
今日が5位でもまだ大丈夫だから!」
あたしは頷く。
JSBより先に予選があったけど、あたしは5位。
智道がポールポジション。
知樹が3位。
調子は良くない。
まだ足も痛い。
でも…
勝ちたい。