AEVE ENDING







(本当はずっと)


逃げてばかりの私をどうか赦してください。

この美しい世界に生かされて、醜く跪く私にどうか救いの手を。

傷みと悼みの狭間で、私は揺れているのです。

この美しい世界に相応しい貴方を汚したことが、ただ唯一の、私の罪で在るように。



(祈りなら最初から)

ただ融け合えたなら良かった。

この空に融けて、ひとつになって、死んでしまえたらよかったのに。


(あぁ、それなのに、祈りは届かない)


美しい貴方に縋りついたこの手を焼き払って。


(神は罰を受けろと言ってる)


どうか貴方の声で、殺して。


(罰が下されるなら、どうか、貴方の手で)





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