LoveSong.~愛する君へ~
お兄との色チのウサギも買って、大満足で帰宅した。
予想どうり、ママたちはまだデート中。
明日は、登校初日だし早く寝ることにした。
コンコン。
ドアを開けると、お兄が立っていた。
「あ、どうしたの?」
「ん? ママがいなくて不安じゃないかなーっと思って。」
お兄はあたしの頭をなでながらニヤニヤ笑った。
「もー!!あたしは子供じゃないもん!」
「はは。嘘だよ。コレ、置いてもらおうと思って。」
お兄の手には今日買った緑のウサギ。
お兄はベッドの隅に置いていたピンクのウサギの横にそっと緑のウサギを置いて、「お休み」と言って出て行った。