執事の名のもとに






「敦…。」



敦の横を見ると愛琉ちゃんがいる。 



うまくいったみたいだな。 



「おめでとうさん。」



「そりゃどーも。何があったんだよ?」



ちょっとあきれ気味に言われる。 



「いや、俺もよく分からないんだけど…。」



髪をかき分ける。 



「なんだよ、それ。」



お手上げと言わんばかりにため息をつく敦。 



俺だってため息つきたいぐらいだよ。 






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