執事の名のもとに






「出させたら、何でもおごってやるから。」



そう言うと勝の目が輝いた。



「俺に任せなさい!!」



本当に扱いやすい。 



「おーい!早く出てこい。」



そう言ってドアを叩く。



「嫌ですッ。」



海琉も譲らないか…。 



「意気地なしだな。俺はドレス着ても全然かっこいいけど、お前は自分に自信がないのかぁ」



「………」



「10秒以内に出ないとお前は俺よりかっこわるいってことにするからな。」



「10、9、8…」







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