執事の名のもとに
疑い
5分たらずで寮に着いて、部屋に入る。
机を見ると見当たらない。
あれ?机に置かなかったっけ…。
ぐるーと部屋中を見ると棚に置いてあるのが見えた。
「あそこかぁ…。」
車椅子の俺の位置からじゃ立たなきゃ届かない。
机と棚の一部を支えに立ち上がる。
「よいしょっと…。よし!……っ?!わっ!!」
台本を手にした拍子に棚から手が外れて車椅子に倒れた。
バサッ
それと同時に何かが落ちた。
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疑い