執事の名のもとに






「あーれー?皆揃ってどうしたの?」



タイミング悪く勝が俺たちのところに歩いてきた。



当たり前だけど、勝には聞かれてはまずい。



「お前こそどーしたんだよ。」



質問には答えずに聞き返す。



「俺は寝れないから散歩しようと思って。」



いつものように笑って言った。



でもおかしい…。



勝はどんなに周りがうるさくても寝れるのに、夜で静かなら尚更深い眠りにつくはず。



それなのに寝れないなんて…。







< 306 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop