執事の名のもとに
そして約束した時間がやってきた。
屋上に行く階段が妙に長く感じた。
敦がドアの鍵を開けて2人で屋上にでる。
もちろん誰も居ないわけで…。
海琉たちが来るまで俺たちは一言も会話をしなかった。
ギー
静かにドアが開く音が聞こえて、ドアに視線を向けると海琉と愛琉ちゃん、美優が屋上に入ってきた。
これで全員集合かぁ…。
「…じゃあ、始めようか。」
敦の言葉が重く感じた。
今、隠された真実が明らかになる…――。