執事の名のもとに
その時気付いたんだ。
ああ、母さんは俺たちが女だから父さんに怒られているんだと…。
そっと障子を閉めて自分の部屋に入った。
部屋は愛琉と一緒でカーテンはピンクで二段階ベットもシーツは黄色。
机や棚にはかわいい小物がびっしり。
それを見て俺は気付いた。
俺が男になろうと…。
それからは部屋にある自分のかわいい小物などは全部処分して、机もシンプルにして、ベットのシーツも水色に変えた。
そして男の子っぽい服ばっかり着るようにした。