執事の名のもとに
そして、登場した2人。
男の格好をした愛琉ちゃんに、女の姿に戻った海琉。
知らないやつがみたら入れ替わったなんて気付かないだろう…。
俺でさえ、一瞬間違えたくらいだ…
「海琉くん、愛琉ちゃんおめでとう!」
美優が2人に花束を渡す。
「ありがとうございます。」
それを受け取った2人は嬉しそうに顔を見合わせて笑った。
「海琉!おめでとう」
「愛琉ちゃんおめでとう!」
「海琉、元気でな。」
次々にみんなから声がかかって2人は笑顔で答えていた。
そんな海琉を見て、明日居なくなるなんて考えられない。