執事の名のもとに
そう考えていると先生が入ってきた。
見るからに出来そうな男が入ってきた。
「あの人、城東グループの執事してるんだよ。」
隣でぼそっと敦が教えてくれた。
城東グループってあの?
まあエリートっぽいしわかるけど。
でも苦手なんだよな、あの冷めた表情する人。
なんか近寄りがたいっていうか。
「皆さん、KINGクラスにようこそ。ここは仲良しクラブじゃない。素質がないものは下のクラスに行ってもらう。甘く考えるな。勿論、トップ3の諸君もな、特に中原くん。君は来てまだ日も浅い。頑張りなさい。」
「あ、はい!頑張ります。」
「じゃあ今日はこの後、メイドクラスとの交流がある。執事服に着替えてガーデンに集合だ!以上。」
それだけ言って先生は立ち去った。
あっけないな。