執事の名のもとに
言い返そうとした時、いきなりきゃーの声が耳に入った。
なんだ?
「晴馬、笑顔だぞ?本性は出すな。必ずいい執事を心がけろ!!」
「はっ?」
意味分からなくて敦を見たがさっきと表情が違った。
「分かった。」
とりあえず、敦の言うことをやるか。
「敦様ッ!!お久しぶりです。」
「敦様、お会いできて嬉しいですわ。」
次々に敦の周りに女が群がる。
敦の方を見るとにっこり笑って受け答えしていた。
あいつにはかなわないな。