執事の名のもとに
「大学どうすんだよ。」
「大丈夫、そのへんは手回ししてもらったから。明日から行くのよ。」
「明日?!」
驚く俺にたいして当たり前でしょっとお袋は笑ってきた。
しかも荷物は全て送られているとかで……。
いつの間にやったんだ?
「晴馬、しっかりやりなさい。いいか、断ることはできないからな。」
俺の心を読み取ったように親父が付け足す。
はぁーほんとかよ。
こうなったらしょうがないか……。
「執事学校行くよ。」
「流石、晴馬。話が分かる子。頑張ってね!」
そんなことから俺は執事を目指して、全く分からない世界に飛び込んだ。