銀鏡神話‐翡翠の羽根‐
Accident2 時間制限。
あんなことがあった次の日、美紗は学校を休んだ。
(……何だったんだろうあれは……夢……いや違う……)
美紗は右手首を見た。鎖葉斗に強く掴まれた跡が残っている。
あの日の後、目を覚ますと美紗は家のベッドの中だった。
鎖葉斗は勿論、消えていた。
(間口……死んでないよね……)
美紗はまた目を閉じ、寝床についた。
・
・
・
・
・
・
「おい待てよ!!」
「?」
怒鳴り散らしたのは間口 吾平。
きょとん、と何がなんだかわからない様子なのは白露 鎖葉斗。
「なに……かな……えっと……間口君。」
相変わらずの笑みで、間口を見やる鎖葉斗。
鎖葉斗の周りを取り囲んでいた女子達がまたキャーキャー言い始める。
「気にしなくていいよ白露君っ!
コイツいつもこーなの!自分より目立つ奴がいるとキレ始めて!」
バンッ
女子たちの悪声を机を叩いて遮る間口。
一瞬教室が静寂する。
「ちょっと来い。」
間口は白露の腕を掴むと、廊下へ連れ出した。
「しらばっくれんなよ。白江が休んだのはお前が何かしたからか?」
間口の問いに白露ははぁ、と言った感じで肩を下ろす。
(……何だったんだろうあれは……夢……いや違う……)
美紗は右手首を見た。鎖葉斗に強く掴まれた跡が残っている。
あの日の後、目を覚ますと美紗は家のベッドの中だった。
鎖葉斗は勿論、消えていた。
(間口……死んでないよね……)
美紗はまた目を閉じ、寝床についた。
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「おい待てよ!!」
「?」
怒鳴り散らしたのは間口 吾平。
きょとん、と何がなんだかわからない様子なのは白露 鎖葉斗。
「なに……かな……えっと……間口君。」
相変わらずの笑みで、間口を見やる鎖葉斗。
鎖葉斗の周りを取り囲んでいた女子達がまたキャーキャー言い始める。
「気にしなくていいよ白露君っ!
コイツいつもこーなの!自分より目立つ奴がいるとキレ始めて!」
バンッ
女子たちの悪声を机を叩いて遮る間口。
一瞬教室が静寂する。
「ちょっと来い。」
間口は白露の腕を掴むと、廊下へ連れ出した。
「しらばっくれんなよ。白江が休んだのはお前が何かしたからか?」
間口の問いに白露ははぁ、と言った感じで肩を下ろす。