銀鏡神話‐翡翠の羽根‐
美紗は背筋に寒気を感じ取った。
「あ、鎖葉斗、見えてきましたよ。
新羅神社が。」
キャルナスが指を指した方向には、
世にも珍しい、蒼いお社の神社が。
「じゃあ早速行きましょうよ!」
直行で神社に入ろうとするめちるの右手を、真帆が掴んで止めた。
「待って、百花斉放!」
真帆が愛刀の名を呼ぶと、百花斉放は枝分かれした刃から、改新の一撃を繰り出した。
「壱拾弐花 釈月」
真帆の掛け声により解刀された百花斉放は、
蒼い社に向かい金色の炎を身にまとい、一直線に飛んでいく。
だが、
バチッ
一瞬にしてその攻撃は塵となる。
「わかった、此処だキャルナス。」
釈月を塵とした境界線に立つ真帆。
「ほう、此処ですか。ふぅむ、中々の出来具合。
素晴らしい結界師ですね。
でも間口君の、“内部から破壊する弾”なら壊せるでしょうね。」
キャルナスが叩いた場所は空気の筈。
なのにコンコンと音が鳴る。
結界、常人には見えない透明な壁。
此れを張る事により魔法や攻撃を防ぐ事が出来る。
使い方次第では攻撃魔法にも出来る。
「あ、鎖葉斗、見えてきましたよ。
新羅神社が。」
キャルナスが指を指した方向には、
世にも珍しい、蒼いお社の神社が。
「じゃあ早速行きましょうよ!」
直行で神社に入ろうとするめちるの右手を、真帆が掴んで止めた。
「待って、百花斉放!」
真帆が愛刀の名を呼ぶと、百花斉放は枝分かれした刃から、改新の一撃を繰り出した。
「壱拾弐花 釈月」
真帆の掛け声により解刀された百花斉放は、
蒼い社に向かい金色の炎を身にまとい、一直線に飛んでいく。
だが、
バチッ
一瞬にしてその攻撃は塵となる。
「わかった、此処だキャルナス。」
釈月を塵とした境界線に立つ真帆。
「ほう、此処ですか。ふぅむ、中々の出来具合。
素晴らしい結界師ですね。
でも間口君の、“内部から破壊する弾”なら壊せるでしょうね。」
キャルナスが叩いた場所は空気の筈。
なのにコンコンと音が鳴る。
結界、常人には見えない透明な壁。
此れを張る事により魔法や攻撃を防ぐ事が出来る。
使い方次第では攻撃魔法にも出来る。