銀鏡神話‐翡翠の羽根‐
「出来ますか、吾平君。」
鎖葉斗に呼ばれた間口は、結界の前に立つと、左手の薬指を向けた。
『向上鬼神の弾・ガリネス』
間口がそう唱えると、右手の人差し指が蒼白色に光りだした。
バンッ
弾が撃たれる音と共に、光は空中の中に入り込む。
ガラッ
何かが崩れるような音がした。
・
・
・
・
・
・
「結界が破かれましたね。」
新羅神社内にいる3人の人間。
其の中の一人、“傀儡師・ウィオ”が結界を破壊された事を悟った。
「ウィオ、私が行きます。
少々、白江 美紗達を侮っていたみたいです。」
立ち上がった黒髪の御子・新羅 澄江(しらぎ すみえ)が、
机の上にある日本刀を取る。
「気をつけてくださいね。」
ウィオの言葉を背に、澄江は美紗たちの元へ歩み始めた。
ギシャアアァァッ
「な、なに!?」
社へ続く森に入った美紗たちだが、突如現れた化け物たちに道を塞がれた。
「異世界からの召喚獣ですね。
此の種の召喚獣は、きっと魔界からの召喚獣です。」
狼の様な形状をした召喚獣だが、牙はかなり鋭く、噛まれたら一溜まりもなさそうだった。
「皆様はお先に進んでください。
ここら一体の化け物はあたしが。」
名乗りをあげたのはめちる。
「任せた。」
颯爽とめちるに場を任せ、駆け抜けるのはキャルナス。
鎖葉斗に呼ばれた間口は、結界の前に立つと、左手の薬指を向けた。
『向上鬼神の弾・ガリネス』
間口がそう唱えると、右手の人差し指が蒼白色に光りだした。
バンッ
弾が撃たれる音と共に、光は空中の中に入り込む。
ガラッ
何かが崩れるような音がした。
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「結界が破かれましたね。」
新羅神社内にいる3人の人間。
其の中の一人、“傀儡師・ウィオ”が結界を破壊された事を悟った。
「ウィオ、私が行きます。
少々、白江 美紗達を侮っていたみたいです。」
立ち上がった黒髪の御子・新羅 澄江(しらぎ すみえ)が、
机の上にある日本刀を取る。
「気をつけてくださいね。」
ウィオの言葉を背に、澄江は美紗たちの元へ歩み始めた。
ギシャアアァァッ
「な、なに!?」
社へ続く森に入った美紗たちだが、突如現れた化け物たちに道を塞がれた。
「異世界からの召喚獣ですね。
此の種の召喚獣は、きっと魔界からの召喚獣です。」
狼の様な形状をした召喚獣だが、牙はかなり鋭く、噛まれたら一溜まりもなさそうだった。
「皆様はお先に進んでください。
ここら一体の化け物はあたしが。」
名乗りをあげたのはめちる。
「任せた。」
颯爽とめちるに場を任せ、駆け抜けるのはキャルナス。