銀鏡神話‐翡翠の羽根‐
鎖葉斗に襲い掛かろうとするジャス。
鎖葉斗は愛用のサランラップ……じゃなくて、ナイフを取り出し、
華麗な身のこなしでジャスを受け流す。
右足を軸に回転し、ジャスの腹部を切り裂く。
《ガッ》
倒れこむジャス、だが鎖葉斗はまだ引かない。
更にナイフで切り裂き続ける。
《やめてくれ!!もうなにもしない、しないから……》
「赦しを請うのはまだ負けを認めてないからだ。」
笑う鎖葉斗はやはり悪魔。
いや、悪魔ですらこの男には恐怖する。
見る見る崩れるジャス。
死を垣間見た者、絶望した者だけが味わう壮絶感。
《そんなことが……》
・
・
・
・
・
・
あっと言う間に、澄江、ジャス、ミンを倒しのけた三人は合流し、
美紗たちの元へ向かう。
決してこの三人が弱かったわけではない。
白露 鎖葉斗、霧草 忍、キャルナス・シャルドネ、
対する三人が強すぎただけなのだ。
・
・
・
・
・
・
場所は変わって新羅神社内。
間口は美紗を護りながら、ゆっくり慎重に、内部へと進んでいく。
「あ、あった! あれだよな蒼の鍵って!!」
祭壇の前に飾ってある鍵には、蒼い珠がついている。
蒼の鍵らしき鍵を間口は取り、美紗に見せる。
「……きっとこれだ……すごい力を感じる。」
「力?魔力だったら感じねーぞ?」
「違うよ、支配力だよ。」
「!!」
間口の問いに答えたのは美紗ではなかった。
鎖葉斗は愛用のサランラップ……じゃなくて、ナイフを取り出し、
華麗な身のこなしでジャスを受け流す。
右足を軸に回転し、ジャスの腹部を切り裂く。
《ガッ》
倒れこむジャス、だが鎖葉斗はまだ引かない。
更にナイフで切り裂き続ける。
《やめてくれ!!もうなにもしない、しないから……》
「赦しを請うのはまだ負けを認めてないからだ。」
笑う鎖葉斗はやはり悪魔。
いや、悪魔ですらこの男には恐怖する。
見る見る崩れるジャス。
死を垣間見た者、絶望した者だけが味わう壮絶感。
《そんなことが……》
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あっと言う間に、澄江、ジャス、ミンを倒しのけた三人は合流し、
美紗たちの元へ向かう。
決してこの三人が弱かったわけではない。
白露 鎖葉斗、霧草 忍、キャルナス・シャルドネ、
対する三人が強すぎただけなのだ。
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場所は変わって新羅神社内。
間口は美紗を護りながら、ゆっくり慎重に、内部へと進んでいく。
「あ、あった! あれだよな蒼の鍵って!!」
祭壇の前に飾ってある鍵には、蒼い珠がついている。
蒼の鍵らしき鍵を間口は取り、美紗に見せる。
「……きっとこれだ……すごい力を感じる。」
「力?魔力だったら感じねーぞ?」
「違うよ、支配力だよ。」
「!!」
間口の問いに答えたのは美紗ではなかった。