あんたでいいや。



正直…

マサヤに会うのは
気まずかった。


この前
勝手に家を抜け出したから…



だって
マサヤんちって
ありえない…。




はあ…






……………






「アキ
ドア開けて〜」


「…はあ」


ガチャ



「久しぶり」

「久しぶり…」


う..

視線が痛い...



「とりあえず
中入るよ」

「うん…」







「この前
何で急に居なくなったの?」

「…え……っと…」



部屋が汚かったから…
とか

言える訳ないし…



「あの…急な用事が
出来ちゃって…。」


「ふーん…」


「ごめん…」


「ま
いーや!
今日は俺が
アキんち泊まるから」


「は?」


勝手に?!


「てか
何かいつもと違うね?
…テンションが」




触れないでほしかった。


「ううん
いつも通りだよ?」


「そう??
じゃあいいや」



ふう…


最近…


マサヤと居ると
疲れる…。



「はあ…」

「ほら
ため息なんか
ついてるし」

「あっ…」









「何かあったんだろ」



「べ…別に
ないって…!」



「何か
萎えるんだけど…」



は?


あたし


そこまで顔に出てる?!



「とにかく
何もないからっ」


「ふーん…?」




疲れるっつーの
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