不機嫌マーマレード
父親似のクリクリとした大きな目で、長い睫毛で私を見つめ、瞳をウルウルさせている。



先日の偉そうな態度はどこに行ったんだか?



何事?と見つめ返すと、ようやく口を開いた。



「僕、今日の個別懇談で何言われるんだろう・・・」



え?そんなこと?



「だって・・・・怖いし。」



いや、行って聞いてみないと知らないし。
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