不機嫌マーマレード
私は礼美のところに行き、今日中は無理だと告げた。
目線は指先を見たままうっとりと眺めつつ、
「じゃあ、明日の朝までによろしくね。お・ば・さ・ん」
と言い放つ。見ていた部長も
「頼んだよ、梼原さん。」
と言う。
ああ・・・・。この二人、今日はデートなんだな。残業なんてやりたくないってことらしい。
馬鹿上司!
私はその言葉を飲み込み、
「営業からの伝票があがってきますから、そっち優先させますね。」
と必要なことだけ言って席に戻った。
目線は指先を見たままうっとりと眺めつつ、
「じゃあ、明日の朝までによろしくね。お・ば・さ・ん」
と言い放つ。見ていた部長も
「頼んだよ、梼原さん。」
と言う。
ああ・・・・。この二人、今日はデートなんだな。残業なんてやりたくないってことらしい。
馬鹿上司!
私はその言葉を飲み込み、
「営業からの伝票があがってきますから、そっち優先させますね。」
と必要なことだけ言って席に戻った。