幸せですか?〜先生への想い〜

先生のこと

全部知りたいって

思った。

楽しい楽しい1年は

辛い半年よりも

倍の速さで

過ぎていった。

“告白しよう”とか

そういうんじゃなくて

先生と話せるなら。

先生と冗談まで

言える仲だった私は

そばにいるだけで

視界に入ってくる

だけで嬉しかったんだ。

―――中3の春―――

恐れてきた

人事異動の季節。

瞬きするのも

忘れて、先生の名前

載ってませんよーに!

て願いながら

新聞にくぎづけだったよ。
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