ガールズ・トーク
「ありがとう。
今度、話聞いて」
いつかは、智子には
話を聞いてもらおうと
思っていた。
だけど、自分の
気持ちが定まって
いないから
何から話をしていいか
分からないのだ。
「里美ちゃんさ、
早く返事してあげなよ。
俺もさ、今日返事もらうまで
きつかったからさ」
和真の言っていることは
わかっている。
早く返事をしなきゃと
思えば思う程
なかなか答えが出ないのだ。
雅広は、ゆっくり考えて
いいよとは言ってくれているが、
早く返事が欲しいのが
本心なのもわかっている。
「里美、あんまり
考え過ぎてもダメだよ。
結婚は勢いだよ」
「おい、俺との
結婚は勢いなのか?」
「うん。勢い」
智子と和真は、
今までと変わらない
感じだった。
ただ友達から恋人に変わり
夫婦に変わるだけなのだ。
肩書きなんてこの二人には
元々必要ないほどに
繋がっていたのかもしれない。
仲良く、手をつないで帰って
行く二人の後ろ姿は
何年も月日を重ねてきた
恋人のように
二人の世界がそこにあった。
今度、話聞いて」
いつかは、智子には
話を聞いてもらおうと
思っていた。
だけど、自分の
気持ちが定まって
いないから
何から話をしていいか
分からないのだ。
「里美ちゃんさ、
早く返事してあげなよ。
俺もさ、今日返事もらうまで
きつかったからさ」
和真の言っていることは
わかっている。
早く返事をしなきゃと
思えば思う程
なかなか答えが出ないのだ。
雅広は、ゆっくり考えて
いいよとは言ってくれているが、
早く返事が欲しいのが
本心なのもわかっている。
「里美、あんまり
考え過ぎてもダメだよ。
結婚は勢いだよ」
「おい、俺との
結婚は勢いなのか?」
「うん。勢い」
智子と和真は、
今までと変わらない
感じだった。
ただ友達から恋人に変わり
夫婦に変わるだけなのだ。
肩書きなんてこの二人には
元々必要ないほどに
繋がっていたのかもしれない。
仲良く、手をつないで帰って
行く二人の後ろ姿は
何年も月日を重ねてきた
恋人のように
二人の世界がそこにあった。