紅い空の向こう









久しぶりに夢を見た…。




私はゆっくりと目を開けた。




部屋の中に光が差し込んでいる。





しっくりこない目覚めだ。


起き上がって適当なシャツを羽織る。



しっくいでかためれた壁をぼんやりと見つめているとふと思い出した。




最近お母様に会いに行ってない。



煩く催促がくる前に顔を出さないと。
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