* 姫と不良と王子Life *-番外編-
あ
悲鳴だ。
今更恐怖を感じた?
フッ鈍感だな…
そう思って更にギュッと抱きしめると……
怜「はなせぇーッ!!!!」
耳元で怒鳴られた……
耳痛いし。
これ以上耳元で騒がれるのは嫌なので少し体を離した。
姫の顔を見ると驚いた表情で口がパクパク動いてる……
流尹「金魚のモノマネ?」
姫「違うわッ!!!阿保っ」
阿保………;
何か姫…怒ってる
流尹「恥ずかしかった??」
姫「それも違うわッ!!!
てか…
何で棒読みで『きゃー』なんて言って抱き着いてきたのよ!??」
何でって
流尹「友真に聞いたから。肝試しが楽しい理由。」
その後
俺は姫に事のいきさつを全て話した。
そして…
俺が散々叱られている
その光景を見ていた友真が
(ハハッ♪ここまでうまくいくとはなぁ……)
なんて思いながら
笑いを堪えていた事を……
俺は知らなかった。