不良学校～かかって来い！～Ⅰ

「ﾐｬｧｧｧｧ」

「らっライヤさん？！」

「ﾝﾐｬ・・・・」

「？いつも起こしてくれてたんですか？」

「ﾐｬｧ・・・・・」

「ありがとうございます」

「ﾐｬｯ・・・」

ライヤさんは部屋を出た

「元気なさそうでしたケド大丈夫かな？」

私は着替えてリビングに行った
そこには蛍さん達が居た

「おはようございます」

「「「「おはよう」」」」

「調子はどう？」

「はい。全然大丈夫です」

「なら良かったわ」

なんか私って抱えてる闇が大きいのかな？
だから記憶喪失になったのかな？

「今日はあなたのことを話すわね」

「はい」

「星菜は坂口財閥の会長の娘なのよ」

「坂口財閥・・・？」

「世界一大きい財閥よ」

「凄いですね！」

「それで日本一の組、坂口組のno.1よ」

「くっ組？！」

「強かったんだぜ」

「そうなんですか・・・」

私が組のno.1・・・？

「性格は・・・・
分からないわ」

「分からない・・・？」

どーゆーこと・・・？

「星菜は私達の前でも多分猫を被ってるの・・・」

そう言ったとたん菜季さん達の目が潤んだ

「星菜は随分大きな過去があると思うの」

「だから私達に話してくれるまで待つの」

「ですが僕達の前では素を見せていただきたい」

「兄妹だから・・・・」

私ってこんなにも愛されてたんだ・・・
なんで私は兄妹の前でも猫を被るの・・・？