この果てしない空
キーンコーンカーンコーン


チャイムがなり、上がバタバタしている。

「あら、1時間目終わったわね。」

廊下からバタバタと走って来る足音が聞こえた。

ガラッ
「先生ー。あれ?」

私たちは奥にいたからわからなかったんだろう。

「柊君?
奥にいるわよ。」

「えっ?あ、ここか。
光課題やってる?」

『柊、走ってきたの?』

「ん?歩いてきたよ。」

嘘つき。

息荒いよ。

足音聞こえたよ。

教室から走ってきたんでしょ?

ばか…。
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