この果てしない空
「だって無理して一緒にいてもらうより楽しくいてもらったほうがいいぢゃない。
高柳さんはたぶん人の顔色ばかりみてきたんぢゃない?
だから、人を嫌ったっていいのよ。」

ニコッと笑う先生。

そっか…。

優等生だからとかぢゃないんだ。

こういう風に見てくれてる人がいるんだ。

「あ、やべっ!
感動のとこ悪いが俺行くね!
ぢゃ次の休み時間もくるからー。」

急いでバタバタ出ていく柊。

10分しかない休み時間にきてくれたんだな…。

「柊くんあなたが心配できたのね。」

『そうだと嬉しいですよね…。』
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