この果てしない空
『先生、私こないだまで先生が行った通り、人とどう接すればいいかわからなかった。
友達や先輩に迷惑かけちゃいけないから一人で頑張らなきゃ、強くならなきゃ、って思ってた。
でも、こないだ仲間なんだから頼りなさいって怒られたんです。
その時思ったの。
周りに人がちゃんといるんだって。
私は一人じゃないんだって。』

「よかったわね。
そのまま気づかずに生きていたらあなた絶対おかしくなってたわよ。」

『そうですね…。
さて、プリント終わらせちゃいますね。』

「そろそろやらなきゃ終わらないものね。
私は表で仕事してるから。」

『はい!』
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