この果てしない空
『あー意味がわからない!』

早足で保健室へ向かう私の顔は怒りに満ちた顔となっているだろう。

バン!

勢いよく保健室へ行くとびっくりしている先生の顔と口を開けてこちらを見る見慣れた顔。

「光、どうしたんだよ。」

男で光と呼ぶのは他にいない。

『柊、まだ授業終わってなくない?』

「今日は早く終わった!
で、なんでそんなテンション低いなよ。」

話しを噛み合わせない私に対し、柊はすんなり答えてくれた。
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