この果てしない空
あの後結局声を掛けられず、私に気づかないで柊は帰っていった。

私はお花をお墓の前に置き、すぐにその場を離れた。

なんでそうしたかはわからない。

でも、柊のあの悲しい顔が離れなくて…。

今は笑っている柊。

でも、柊、どうして綾乃先輩の所にいたの?

「ついたよー!」

そんなことを考えているといつのまにか柊の別荘に着いていた。
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