この果てしない空
『ごめん羽那…。』

「私こそごめん…。こんな言うつもりなかったんだけど…止まらなくなっちゃった…」

しーんとなった部屋。

羽那は涙を拭いながら言葉を探してる。

そうだよね。

せっかくの夏休みなのに、自分のことしか考えず、一緒に楽しもうと思わなかったんだ…。

『羽那。』

「ん?」

『これ…きていい…?』

ごめんね。そしてありがとう。
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