この果てしない空
『柊顔赤いよ?
大丈夫?』

そういって俺のおでこに手を当てる。

そこはおでことおでこ同士だろう!という方もいるかと思うが俺もそう思った。

『大丈夫そうだね。』

俺のおでこから手を離す。

「大丈夫大丈夫!
今バスケやってたからさ!」

『バスケやってたんだ。』

「中学のときやってて懐かしくって。」

「あのーそろそろ海行くよー。」

あ、羽那ちゃんのことちょっと忘れてた…

『あ、そうだよ。
行こう行こう!』

さっきの行かないと言っていた光がなぜかはりきっていた。
< 176 / 208 >

この作品をシェア

pagetop