この果てしない空
『てか、柊は料理できるの?』

「光と羽那ちゃんよりはできるね。」

お肉を一口サイズに切りながら得意げに言う。

私だって少しはできるのにー。
むぅ。

「りゅーくん、もう焼いていいー?」

バルコニーでお肉をもちながら準備万全な羽那が叫ぶ。

「今これ切ってから行くから気をつけてねー。
光、羽那ちゃんだけじゃ不安だからあっちついてあげて。」

『うん。』
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