この果てしない空
「なんではこっちの台詞。
一人でどっか行くなよ。」

『ごめん…。』

遅れて羽那がやっと屋上についた。

「光!」

『羽那…?』

ギュッ…。

羽那はいきなり私に抱き着いた。

「もう一人になりたくないっていったの誰よー。」

あ…。

『ごめん…。』

5分ぐらいそのまま抱き合って泣いた。

「よし、光を発見できたことだし、帰るか。」

『うん…。』

柊も羽那もごめんね…。

そしてありがとう…。

見つけてくれてありがとう…。
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