この果てしない空
屋上からみる夕暮れ空がすごく綺麗だった。

一人でいたときはわからなかったのに、二人がきたら一気に明るくなって空が見えた。

「もう一人でどっかいっちゃだめよ!」

「そーだそーだ。」

『はいはい。』

「てか光、眼鏡も髪もほどいちゃっていいの?
まだ学校内だよ?」

『もう下駄箱ぢゃん。
大丈夫大丈夫!』

「こないだはびびってたくせに!」

『こら羽那!』

あははと二人が笑ってる。

私もつられて笑った。
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