クリ-ミ-ココア
「ダサいパンツ」


「なっ!!!ばか」



パンツ見られた!!



腰は痛いしパンツ見られるし数学わからないしなにもかも最悪………



「ぅぅ………」



よろめきながら椅子に座る。



「パンツぐらいで泣くな。泣き虫ひよこ」



パンツだけぢゃないし!!



ぜんぶあんたのせいでッッ!!



あいつは何事もなかったかのように私がやっていた数学のプリントを眺める。




なんだ…気付いたら教室誰もいないじゃん。



「ここ間違ってるぞ。それとここ」


「うそ!?どこッッ!!」



教室を眺めてたら上からため息が聞こえて、私がプリントを見るとあいつは椅子を引っ張って隣に座ってきた。



「あの〜ぉ……なんで座るんですかねぇ〜?」



空笑いで隣の悪魔を見る私。



若干体は引き気味。
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