クリ-ミ-ココア
体を離したセリは私の肩を掴む。



その瞳は赤く腫らした私とは全く逆でキラキラしていた。



「イベント…って?」



嫌な予感がした私は涙も出てこない。


だってセリの顔はいつもの何か企んでいる顔付きに戻っていたから…



聞きたくないような…



「委員長の許可が出てイベントが決まったんだー」



私から離れるとピースをするセリに目を丸くする。



ちょいちょいセリさん……

さっきまでの雰囲気は一体どこへ…?
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