クリ-ミ-ココア
「驚いた?」



急にこっちを見て優しく笑うイズミ君に、私はずっと見つめ続けていたのだと気付く。



「少し……」



恥ずかしくなって慌てて下を向いた。



本当は少しじゃない。


私自身見たわけじゃないけど、イズミ君の行動に皆が驚いていた。



「だけどやっぱり…私が原因だし…皆と気まずくなっちゃうよね?」



人気者イズミ君。


厄介者の私。



一緒にいる事って迷惑なんじゃないかな?


バランスの悪い組み合わせ。


そんな2人が一緒にいたら目立っちゃう。


イズミ君は平気なのかな?
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