クリ-ミ-ココア
あいつの体温を感じる。


鼓動を。


息遣いを。



どのくらいこの状態が続いただろう。



私の体温も鼓動も息遣いも


あいつと一体になった気がして……


そう思ったら恥ずかしくて…


今度は呼吸が乱れてくる…



心臓もバクバクうるさい。



「悪かった。」



「え?なに?」



また顔をあげようとしたら、今度は頭の裏を触って押さえ込む。



どうしても私は上を見ちゃいけないようだ。


あいつの胸にぴたりとくっついた。
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