クリ-ミ-ココア
「あら?…なにこれ…まさか!」



着付けている最中セリの手の動きが止まった。



「なに??」



首辺りを見て固まるセリ。


「あんた……え?相手誰?」



なんの事??


なにそんな目真ん丸にして。



「見てみなさいよ。」



そういわれて鏡を渡され首筋を確認。



「赤くなってる…季節はずれの蚊かな?」


「バカ!!」



セリはそう言ってバシン!と頭を叩いた。


いたい…………


本日2回目の叩き。



「キスマークでしょーが!」



ほえ…?


キスマーク??



「って……エェエェェ!」


なんでなんで!?


身に覚えがない!!!


はっ!もしかして



「…あいつ!」


「ふぅ〜ん。恋也先輩か」



私の言葉に嬉しそうに頷くセリ。
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