クリ-ミ-ココア
「そしてなんと!イズミ君が2位」


「2位!?すごーい!!」


ゴミ置き場に到着した私達は山積みになっているゴミ袋目掛けて投げ付ける。


私が投げたゴミは重さがあったからか、雪崩のように上からゴミが落ちてきてしまった。



「本当なら3位だけどね。」



バレないよう逃げた私達。

校内に入りながらセリは呼吸を整え指を3本突き立てる。




「比奈は…何位だったと思う?」


「私!?……圏外じゃないの?」



素っ頓狂な声を出すと、呆れたセリのため息が聞こえ勢いよく振り返った。



「私が何の為に目立つ事したと思ってんのよ!」



いや………


出来ればセリさん?


私は目立ちたくないんだけど…。
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